叡電鞍馬線、53日ぶりに全線開通!

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]すっかり寒くなって来て、引きこもりたい最近…[/speech_bubble] [speech_bubble type=”rtail” subtype=”R1″ icon=”tabikaeru01-i.jpg” name=”たびがえる”]でも、紅葉は見に行きたいよねぇ…[/speech_bubble] [speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]そうだ、京都へ行こう。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]ホント、この季節は毎年、行きたくなります…[/speech_bubble]

叡山電鉄鞍馬線、53日ぶりに全線復旧!

9月4日に関西を襲った台風21号の影響で、不通が続いていた叡山電鉄鞍馬線。

翌日には宝ヶ池~二軒茶屋間が、9月7日には二軒茶屋~市原間が復旧し、9月27日には市原~貴船口間も復旧していましたが、最後の1駅である貴船口~鞍馬間1.2kmは、倒木が合計で110本も出て、線路沿いの電柱なども倒壊、ケーブルも断線したコトなどから、工事に時間が掛かっていましたが、ようやく10月27日に53日ぶりに全線での運転が再開されました。

先週の10月22日は終点の鞍馬駅が最寄り駅になる由岐神社の例祭の1つであり、京都3大奇祭にも数えらえる「鞍馬の火祭」が開催される予定でしたが、叡電の復旧が間に合わなかったコトで、観光客の安全な移動が困難になったコトや、境内自体が倒木の被害に遭ったコトから急遽、中止が決定する流れになるなどにもなり、運転の再開が待たれていましたが、ようやくの鞍馬までのアクセスも再開と言うコトになります。

また鞍馬駅近くの鞍馬寺も多数の倒木・土砂崩れ・堂舎の倒壊などが起こりましたが、叡電の運航再開と共に、境内の参拝が可能になり、鞍馬寺が運営している日本最短のケーブルカーも運転再開になったとのコトです。

京都市の北側の鞍馬地区などは、そろそろ紅葉シーズン真っ只中になるでしょうから、その前に全線での運転再開となったのは、良かったなぁ…と、純粋に思ったりはしますが、この稼ぎ時を前に運休が長引いたのは、経営体力の弱い叡電としては、かなり痛い話であったのは、間違いがないのでしょう。

京都市内と言えども、山間を走っているだけに、復旧工事が迅速に進まなかったのでしょうが、なんとかピークシーズンには間に合ったと言う所でしょうか。

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まだまだ不通区間のある全国の鉄道網

さて、ちょっとだけ話は変わりますが、ホントにこの夏は自然災害に鉄道網は泣かされたと言う感じだったなぁ…と改めて。

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]復旧はしたけれども、関空もその1つですね。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”rtail” subtype=”R1″ icon=”tabikaeru01-i.jpg” name=”たびがえる”]ゲロ。[/speech_bubble]

首都圏に住んでいるとあまり実感は湧きませんが、日本各地には自然災害によって運転が見合わせになっている鉄道路線と言うのが、今も結構、あったりします。

会社名路線名区間災害名称メモ
JR北海道日高本線鵡川~様似2015年1月高波運休
苫小牧~鵡川2018年胆振東部地震運休
根室本線東鹿越~新得2016年台風10号運休
大井川鉄道井川線閑蔵~井川2018年5月土砂災害運休
JR東海高山本線坂上~猪谷2018年7月豪雨運休
長良川鉄道越美南線美濃市~湯の洞温泉口2018年7月豪雨一部列車運休
JR西日本福塩線府中~上下2018年7月豪雨運休
呉線三原~安芸川尻2018年7月豪雨運休(28日に安浦~安芸川尻間復旧予定)
芸備線備後落合~備後庄原2018年7月豪雨運休
三次~狩留家2018年7月豪雨運休
JR九州筑豊本線桂川~原田2018年7月豪雨運休
日田彦山線添田~日田2017年九州北部豪雨運休
豊肥本線肥後大津~阿蘇2016年熊本地震運休
南阿蘇鉄道南阿蘇鉄道線立野~中松2016年熊本地震運休

*2018年7月豪雨で運休していた平成筑豊鉄道田川線犀川~田川伊田は、2018年10月27日に復旧(全線復旧)

ざっとまとめると、このぐらい。

時間が掛かってでも復旧に向かっている所は、まだマシなのでしょうが、もう復旧の目途が立たない路線もあり、日高本線などは、このまま廃止へと向かいそうな、そんな雰囲気になりつつあります。

元々、赤字だった路線や線区は、多額の費用を掛けてまで復旧する意義と言うのは、確かに微妙な所。

鉄道は線と線だけで考えるべきではなく、ネットワークとして考えるべきでしょうし、駅を中心とした経済と言うのは、数字だけでは測れないモノがあるのは、事実。

だけれども、それを踏まえても、もう鉄道会社が耐えられるだけの負担ではない場合、違う形の地域交通の在り方を考えて行くべき時代に来ているのも、事実。

少子高齢化が叫ばれる中、ご年配の方にとっては、駅に行くまでの距離を考えると、必ずしも優しい交通手段とは言えないですからね、鉄道は。

「鉄道の廃止」と聞くと、やっぱりノスタルジーになりがちですが、そこはもう割り切らねばならない時代なのでしょうね。

ただ鉄道ネットワークを考えると、もうちょっと何かしらの支援があっても…とは思いますが。

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