シンガポール航空、シンガポール~ニューアーク、世界最長路線就航!

世界最長の航空路線は、片道18時間以上!

シンガポール航空が、2018年10月11日から、シンガポールとアメリカのニューアークとの間に、世界最長の直行便の運航をスタートした。

かつてこの路線を運航していていて、約5年ぶりの再開なので、新規の路線と言う訳でもナイのですが。

移動距離15,000km強。
飛行時間は片道18時間以上と言う超長距離路線。

当初は、週3往復での運航だが、10月18日からは毎日運航になるとのコト。

日本発でもなく、しかも、日本の上空をすっ飛ばして行く様な形の路線なので、あまり日本人的には、利用する機会がナイとは思いますが、具体的なスケジュールは、以下の通り(2018年10月17日まで)。

SQ22 シンガポール 23:55→ニューアーク 06:00(翌日着)
SQ21 ニューアーク 10:45→シンガポール 17:30(翌日着)

ってか、もうこのスケジュールだけでは、大体、何時間乗るのかすら分からないぐらいですけれどもね。
とりあえず、往復共に、翌日着ですけれど。

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エコノミークラスがナイ路線として復活!

今回の運航再開で使用されるのは、エアバスの新型機であるA350-900ULR。
A350-900型機の航続距離を伸ばした機材で、約17,964kmまたは約20時間の航続距離が可能と言う機材。

座席数は、ビジネスクラスが67席・プレミアムエコノミーが94席の2クラス161席で、エコノミークラスの設定がナイ。

元々は、2004年に就航させたが、2014年に運航を停止した路線。
これだけの長距離区間の路線を運航するにあたって、シンガポール航空が出した1つの答えが、エコノミークラスの排除なのでしょうかね。

まぁ…

18時間以上の路線で、単価の安い客が乗っても、ペイしないと言う表れなのでしょうかね。

それにしても…

18時間。

一体、どんな人が乗るんだろう。

さすがにシンガポールとニューアークと言う金融ハブとしてもビジネス拠点としても、大きな都市を結ぶ路線なだけに、需要は高そうだけれども、絶対に疲れそうな気にしかならない。

普通は、“飛行機に乗る”と言えば、幾ら慣れていても、ちょっとばかりはワクワクするようなモノなのだろうけれど、この路線ばかりは、寧ろ、げんなりしそうな気にしかならない。

いくらエコノミークラスがなくて、機内を快適に過ごせる上級ランクのみの設定と言っても…ね。

しかも、シンガポールから搭乗すると、アメリカ着。

また入国審査、並ぶんだろうなぁ…と考えると、余計に。

世界の長距離航空路線TOP10は、コチラ

それにしても、最近、原油高は続いているのに、超長距離路線への新規参入が増えているように思う。

現在の、世界の航続距離のTOP10は、恐らく、こんな感じ。

順位航空会社区間およその距離
1位シンガポール航空シンガポール~ニューアーク16,700km
2位カタール航空ドーハ~オークランド14,530km
3位カンタス航空パース~ロンドン14,500km
4位エミレーツ航空ドバイ~オークランド14,190km
5位ユナイテッド航空ロサンゼルス~シンガポール14,100km
6位ユナイテッド航空ヒューストン~シドニー13,830km
7位カンタス航空シドニー~テキサス13,800km
8位ユナイテッド・シンガポール航空サンフランシスコ~シンガポール13,570km
9位デルタ航空アトランタ~ヨハネスブルグ13,570km
10位エティハド航空アブダビ~ロサンゼルス13,480km

アメリカに関係のあるフライトが10路線中6路線と言うコトで、やっぱりアメリカは強いなぁ…と。

これだけで、どれだけの燃油サーチャージが掛かるんだろう…とすら思ってしまう距離です。

個人的には3-3-3列シートのエコノミーで、隣に乗客がいる機材で、こんな超長距離の長時間フライトなんて、“無理!”と言う気はしますけれどね。

せめて、隣が細身の方の多いアジア系の方が隣だったら許容範囲かも知れないですが、でっかいおっちゃんが来た日には、拷問ですか?と言いたくもなりますから。

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日本発で超長距離路線を飛ばすとしたら、やっぱりその筆頭は、ブラジルになるのでしょうかね。

ただかつてブラジル路線に就航していたJALとしても、最早、アメリカン航空との提携があるので、そこまで直行便を飛ばす旨味はナイのでしょうし、下手をしたら赤字になってしまう可能性も高そうな気はしますけれど。

ただ、就航していた時と異なって、LANグループがブラジルのTAMと合併してLATAMになりましたから、ブラジルでも提携先はある訳で、機材さえあれば、あながちナイ選択肢ではないようにも思えるんですがね…(個人的な願望を含めて)。

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