旅人になりすまして逃げた48日の逃走劇は旅人として許せない

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350km・48日の逃走劇

大阪の富田林署から逃走していた樋田 淳也容疑者が、約350km離れた山口県周南市の道の駅「ソレーネ周南」で48日ぶりに逮捕された。

全容はまだはっきりとしないが、「日本一周中で、3ヶ月前に和歌山を出発した」と同じ山口県の周防大島町にある道の駅で話していたと言うし、9月初旬に香川県で出会った男性と一緒にいたと言う。

って…

周防大島町って、島ですよね。

周防大島松山フェリーが島内の港に寄港するみたいなので、恐らくは、愛媛から渡って来たのでしょうが、逃走中の人間が袋小路になりがちな島に渡ると言うのは、スゴイなぁ…と言うか、大胆と言うか…

しかも、その島の道の駅に1週間もいたと言うから、これまた驚きである。

各種報道でも顔写真や特徴が公開されているにも関わらず、素顔を隠すコトなく、1週間も滞在するなんて、警察も舐められたモノである。



旅人になりすまして逃走

だけれども、それよりも何よりも、逃走に「日本一周中」と自転車旅行者を称したと言うのが、許せないでいたりする。

旅をしていると、1人で旅をしていたとしても、色々な方の「善意」に触れるコトがある。
いや、逆に言うと、(特に)海外を旅すると、その「善意」がなければ旅がうまく進んでくれないコトの方が多い。

コトバが通じなくても、誰かにどうにかして道を案内して貰い、目的にやっと到着できる。

スマートフォンが著しく発達して、ネット環境になくてもGPSで自分の居場所ぐらいは分かるようになったけれども、最終的には、誰かの「善意」が、ボクの旅にはあった。

逆に言えば、その「善意」がなければ、ボクの旅はいつも、始まらなかった。

「旅人」と言えば、聞こえはいいけれども、結局の所、「善意」を乞う人間なのだとすら思う。

日本一周。
自転車。

それは「善意」を求めざるを得ない旅のスタイルになるコトが多いと思う。

樋田容疑者は、そんな「善意」を求める人になりすましたコトになる。
偽りの姿で、彼もまた、「善意」を受けていたのかも知れない。

いや、もしかしたら彼は「善意」だなんて思ってもいなかったかも知れない。
単に自分が逃走するのに都合がいい対応をしてくれただけ…と思っていたのかも知れない。

でも、純粋に旅を楽しんでいる人がこの先、ちょっと違う目で見られる可能性があるのは事実。

純粋に旅が好きで自転車で旅をしている人もいっぱいいるだろう。
だけれども、ちょっと社会に行き詰って旅に出たと言う人もいるだろう。

旅をしている理由なんて、人それぞれ。

旅をして、いくつもの「善意」に触れて、優しさに包まれて、また次の社会やステップに進んで行ける人もいるだろう。

考えすぎなのかも知れないけれど、今回の事件で、旅をしている人が色眼鏡で見られないだろうか…
ちょっとした「善意」に歯止めがかかるコトはナイだろうか。
そのちょっとした「善意」が、旅を前に進めるチカラになると言うのに…

そう考えると、旅人としてはちょっと許せない思いがこみ上げてくる。

まぁ、ボクごときの小市民が“許せない”と言った所で、どうしようもない話なんですけれどもね。

ってか、ここまで警察に捕まらなかったのは、どうしてなのだろうか…

リアル・ミッドナイトエキスプレスだな…

それにしても…だ。

日本人の旅が好きな人の中で、恐らく、最も有名な紀行本と言えば、沢木耕太郎氏が記した『深夜特急』だと思う。

インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗り合いバスで行くと言う作品で、大沢たかお主演でテレビ化もされている作品で、今なお、読み継がれている作品だし、年代を問わず、知られている作品でもある。

『深夜特急』。

実はこのタイトルは、アメリカ映画の『Midnight Express』と言うビリー・ヘイズが自身の実体験を記した同名の著書を原作にしている作品に由来している。

ミッドナイト・エクスプレス。

それは、トルコの刑務所に入れられた外国人受刑者たちの隠語から来ている。
脱獄するコトを、“ミッドナイト・エキスプレスに乗る”と言ったのだとか。

正確には、服役中ではないので違うのかも知れないけれど、彼は「深夜特急」に乗っちゃったんだね。

そんな彼が旅人になりすまして逃げていたと言うのも、何か因縁めいたモノを感じたけれど。

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昔から旅好き。 しかも、まったりとした旅が好き。 日本だろうが、欧州だろうが、アジアだろうが、アフリカだろうが、南米だろうが、世界でまったり。