伊丹空港へ香港から臨時便運航!
観光庁が、台風21号の影響で訪日外国人客の減少が懸念されている関西の観光を活発化させる目的で、官民挙げての関西地区の観光キャンペーン「ウェルカム・関西・ジャパンキャンペーン」を実施するコトを発表しました。
この中で特に目を引くのが、JALが2018年10月に伊丹空港と香港を結ぶ臨時便を運航すると言う部分。
この臨時便の就航が実現すれば、関空が開設されて以来、チャーター便以外では初の伊丹空港への国際線就航と言うコトになり、1994年以来、実に24年ぶりのコトになります。
具体的な臨時便の日程としては、以下の通り。
・香港→伊丹:2018年10月17日(未明発・同日朝伊丹着)
・伊丹→香港:2018年10月21日(夕刻発・同日夜香港着)
この他に、JALではこのキャンペーンの一環として、関空・伊丹・南紀白浜発着便の訪日外国人向け日本国内線運賃を12月12日までの期間限定で(搭乗は12月15日まで)値下げをし、首都圏などから来日した外国人観光客の関西への誘客を促進する他、関空発着の国際線(上海・台北・バンコク・ロサンゼルス)で最大3割程度の割引率になる海外発キャンペーン運賃を設定(詳しくは『JALは、関西へのインバウンドを応援します』を参照)。
ANAでも関空発着の国内線(新千歳・那覇・石垣・宮古線)で訪日観光客向け運賃の「ANA Discover JAPAN Fare」を値下げを行うと共に(販売は2018年9月27~10月27日まで・搭乗は2018年10月26日以降)、関空発着の北京・大連・青島・上海・杭州・香港の6路線で割引運賃を設定(販売は2018年10月24日まで・搭乗は2018年10月4~31日まで)。
また、JR西日本は関西空港駅~京都駅・京都市内宿泊先までの手荷物を1つ、無料で宅配なども行われるとのコト。
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元々、伊丹空港のお膝元に住んでいた時期があった身としては、伊丹にまた国際線が戻って来るとは思ってもいなかったですが、そもそも今回の伊丹空港の発着枠の増枠と言うのは、いつまで対応するんでしょうね。
周辺自治体としてはなし崩し的に発着枠が増えてしまうと言うのは、認めにくい部分もあるでしょうし、伊丹市などは賛成なのでしょうが、騒音被害に悩む自治体の方は、賛成しにくいと、周辺自治体も決して一枚岩でもなさそうですし。
そして、このJAL便が飛ぶ頃には、伊丹の国際線発着対応と言う準備が完了するコトを意味しているかと思いますが、まだ第2弾・第3弾と続いていく予定があるのでしょうかね。
そうじゃないとすれば、関空の本格運用が再開されたタイミングの今、今後の措置が決まっていないのに整備する必要があるのかと言う気も(因みに、個人的にはソウル(金浦)や上海(虹橋)などは伊丹空港発着を認めても良いと思っていますが→参照『関空は8日から国際線再開・復旧スケジュールも!でも、このままで良いの?関西3空港問題』)。
関空が出来て以来、伊丹との棲み分けは度々、話題に上がって来ていましたし、神戸空港が出来て以来は、さらに複雑さが増した気がしますが、ここらでしっかりと何処かがリーダーシップを取って、落としどころを決めるとと同時に、リスクヘッジを行っておいた方が、関西全体の利益になると思うのですけれどね。
迅速なキャンペーン実施の効果は、どれだけ?
おりしも中国は10月1~7日が国慶節。
韓国も秋夕が9月23~25日。
今回のキャンペーンは、これらの休み期間中に集中的に展開を図って行くとのコト。
空港の復旧もかなり迅速に行われたなぁ…なんて思っていたのですが、復旧後のキャンペーンも早い段階で打ち出されるコトになった関空の冠水被害。
ここまで早くにキャンペーンを打てると言うのも、関西の底力なのかな…と思うと共に、関西における観光業の影響力が増しているんだな…と、改めて実感してしまいます。
ただキャンペーン期間がそこまで長くはないので、何処まで効果があるのか…とは思ったりも。
関空への就航が多いのは東アジア圏なので、今から年内に向けてのキャンペーンを行っても効果があると踏んだのでしょうが、こう言ったキャンペーンって、どれだけ成果が上がっているのだろう…とも。
まぁ、例え今回はキャンペーンを利用するコトがなくても、“関西を宣伝する”と言うコトに意義があるのかも知れませんけれどもね。
そして、少しでも訪日する外国人観光客が増えると良いのですけれどね。
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