ボクらの旅には、時間だけがいっぱいあった
向かった先は大阪駅のお隣の福島駅。
そこから歩いてちょっと行った先の「季洛酒場おっきゃがり」。
ヒロさんチョイスのお店。
まだまだ日のある時間帯でしたが、2階席もあるのですが、超満員。
予約を取った方が良さそうなお店です。
旅の話・近況…と、話が弾まない訳がないのですが、10年以上前の旅なのに、ちょっとした出来事とかも、案外、みんな、鮮明に覚えているのが、凄い。
やっぱり旅のスタイルとタイミングが良かったのかな。
そう思う。
まだまだネット環境がまともな時代じゃなかった。
Wi-Fiなんてなかったから、宿で時間を余らせても、仲間内で話すしかなかった。
だからこそ、南米は「日本人宿」と言う存在が今よりも大きかった様に思う。
別に、日本人とつるまない時は、他の宿に泊まっていましたが、各種旅の情報が書かれた情報ノートの存在も大きかったし。
旅先で出会った時間なんて、ちっぽけな時間。
だけれども、それでもコミュニケーションを取る時間だけは、腐るほどあった。
お金はなくても、時間だけはいっぱいあった。
部屋に籠って、Wi-Fiを使ったり、元々ダウンロードしておいたコンテンツを楽しめる今の時代とは、また違う旅が、あの時代にはあった訳で。
今の旅のスタイルは、確かに便利になったし、調べ物もスグに出来る様になった。
どちらが良かったか…とか、そんな話じゃなくて、時代に併せて旅のスタイルが変わって行く。
旅のスタイルが世代によっても変わって行くのと同様で。
昔に出会った旅人と再会すると、そんなコトを実感します。
でも、不思議なモノで、旅人と再会すると、それまでどれだけ長い期間、会っていなくても、スグに当時の記憶が戻ってくる。
それだけ旅の記憶が鮮烈と言うべきなのか、それとも自分が進歩していないのか…
どちらなのでしょうね。
そんなコトを思いながら、頼んだ料理に舌鼓を打つ。
肉、炙っています。
めちゃ、美味いです、このお店。
ってか、頼む料理、全てに外れがナイ。
大阪駅から1駅。
福島の駅からちょっとだけ歩きますが、お勧めしたくなるお店。
旅の続きを、いつかまたどこかで…
…で、1次会で終わる訳がなく。
そのまま夜遅くまで開いているお店も多い天満に移動して、ちょい飲み。
またいつかこのメンバーで何処かブラッと行けたらいいのになぁ…なんて思ったり。
旅って、行く前に計画を立てている時も楽しい。
現地に行ったら、もっと楽しい。
でも、帰って来てからもその続きがある。
いつか旅の続きのその先も楽しんでみたいと思う。
出会ったのは必然だったのか。
偶然だったのか。
それは分からないけれど、旅は出会い。
それに尽きる。
旅の続きのその先は、いつになるか分からないけれど、旅で出来た縁を大事にして行けば、いつかその先に繋がる様な、そんな気持ちになった夜だった。
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