たまには観光だってするんですよ。
朝食を食べてから、まだシロさんの帰りの飛行機の時間まではちょっとだけ時間があったので、崇礼門へ。
“南大門”とも言われる韓国国宝第1号に指定されている門で、かつてソウルがまだ城塞都市だった時期には、4つある門の中で、最も規模の大きかったとされる門。
なのですが…
2008年2月に、放火事件が発生して、石材部分以外の木材楼閣部分は、そのほとんどが消失し、崩壊してしまっているので、歴史的な価値は、ほぼゼロに等しかったり。
因みに、この放火事件は、都市再開発事業による家の立ち退きに関して、補償額が少なかったコトに不満を持ったのだとか。
まさか全焼するとは思っていなかったらしいのですが、そもそも全焼しなくても、放火しちゃダメでしょってのぐらい、分からないモノかね…
ただその後の再建に関しては、李朝時代の原型を忠実に再現するコトに重きが置かれたのもあるのか、結構、カッコいい感じ。
しかも、交差点のど真ん中に位置しているので、人も少なめだし。
そんなに時間を掛けて見る場所じゃないのかも知れないけれど、案外、悪くないです。
ホントにワンタッチで回れてしまうスポット。
決して“観光!”と言う感じじゃなく、単に立ち寄ったと言う感じではありましたが、タイ・スペインと一緒にいるシロさんと初めて訪れた観光スポットだったかも…(笑)。
お腹を空かせてから南大門市場へは行け!
続いて、南大門市場へ。
特に買いたいモノはナイんだけれど、衣服から食事処まで、幅広く取り扱っている市場。
ただ残念なのは、朝食後すぐに訪れたと言う点。
もうちょっと小腹を空かせてから訪れたら、ココで軽く食事を取ったのになぁ…と。
いや、ただ単に朝、ちゃんと早めに起きなかったから、その分、朝食が遅かっただけなんですけれどもね。
腹八分目で止めておけば、2人で何か1つぐらいは頼めたのでしょうが、朝からビールを飲んで、満腹になっちゃっていたので、南大門市場に辿り着いても、何か食べたいと言うお腹の好き具合ではなく…
でも、どのお店も、めちゃくちゃ美味しそうな匂い。
魚を提供しているお店も多そうで、満腹と時間がなくてスルーするのがもったいないぐらい。
しかも、ビールに似合いそうな匂い(笑)。
昼間から、魚の入ったピリ辛料理とビールなんて、ホント、合うんですけれどもね。
残念です。
キムチの消費量は、減っているんだと。
それにしても…
唐辛子。
キレイな色やね。
これと白菜、ニンニクなんかが組み合わさって行って、やがてキムチになって行くのね…
未だにご自宅でキムチを漬けている人も多いのでしょうが、大体、年にどのぐらい消費するんだろう…
昨今は、中国からの輸入品もかなり増えているとされるし、そもそも韓国のキムチ消費量も落ちているとか。
米主体文化だったそれまでの韓国料理から、西洋料理が入り、ファーストフードが乱立する様になり、米の消費量が落ちたコトに連動して、キムチの消費量も落ちているのだとか。
日本と同様に少子高齢化が進んでいたり、急速にアジア文化から西洋文化へと切り替わったコトの弊害なんかもあるのかも知れませんね。
自宅でキムチを漬けるなんて、やっぱりある程度は面倒でしょうし、そもそもそのキムチの消費量が減っているのだから、唐辛子の消費量も減っているのでしょうね。
まぁ、日本の漬物にも同じコトが言えるのかな…とは思いますが、それはそれでちょっと寂しい気もしますね。
無くなってしまうコトは今の所、考えられないでしょうけれど、日本のぬか漬けがあまり都心部の家では行われていないのと同様、韓国でも自家製キムチなんて、この先は行われ無くなって行くのかも知れませんね。
その前に、色々と自家製キムチ食べ歩き~みたいなコトもしてみたい気がしますけれど。
でも、やっぱり韓国は食が美味いだけあって、市場の散策も楽しい。
衣料品なんかは特に目移りする訳じゃなかったけれど、食堂街は、目移りしかしなかった…
ってか、キムチにビール。
それだけでも良いんだけれど(笑)。
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