世界で広がる交通系ICカード
日本でもSuicaやPASMO、ICOCAなど交通系ICカードは随分と普及していますし、あと5,6年もすれば、都心部に住んでいる若い人とかの中では、“切符を買う”と言うコトが出来ない人が出て来てもおかしくない様にも思えたり(少なくとも料金表の路線図は読めない人が出て来そうな気がしますね)。
それぐらい、一気に普及した感じがする交通系ICカード。
交通機関とICカードと言うのは、相性が良いのか、海外でも結構、普及しています。
ここ最近で訪れた場所だと、タイ・バンコクのBTSのラビットカード、トルコ・イスタンブールのイスタンブールカード、アルゼンチン・ブエノスアイレスのSUBE…
その他にもアルゼンチンのフフイやウルグアイのモンテネグロなんかもICカードが導入されていたりしましたが(フフイのバスなんかは、現金受け付け不可なので、ICカードがない限り、乗れなくなっちゃってます)、やっぱり日本の交通系ICカードは、便利さ極まりないと、海外に出るたびに思います。
それはまずは、地方との共通化が図られていると言うコト。
海外の人からすると、どのカードが何処で使えるのか、ちょっと分りにくい部分もあるかとは思いますが、主だった都市圏のカードは双方向利用になっているので、旅行中の短期でしか利用しないのに、わざわざカードを作る必要がナイと言うのは、有り難い所。
そして、駅ナカは勿論、街中でも利用出来る場所がかなり多くなって来ていると言うのも、日本の交通系ICカードならでは。
コンビニなんかでも利用出来ますモンね。
でも、海外の交通系ICカードって、そのほとんどがまだまだ切符としてのICカード止まりなんですよね。
その点、日本の交通系ICカードに似ているのが、香港の「オクトパスカード(八達通)」。
オクトパス。
タコ。
いや、何故、“タコ”なんだろう、ネーミングが。
タコの足の多さの様に便利だとでも言いたいのかな?
ネーミングの由来は分からないんですけれど、実は、Suicaとかよりも導入が早くて、世界で最も早く導入された交通系ICカードだったりするんですよね。
オクトパスカードの買い方
買い方は至って簡単。
空港だと到着口にエアポートエクスプレスの窓口があるので、そちらで購入するだけ。
カウンター、工事中だったみたいで、ちょっと分かりにくい写真になっちゃってますけれど。
スタンダードな「オクトパスカード」は、150香港ドル。
内訳としては、最低入金金額の100香港ドル分と、デポジットの50香港ドルで150香港ドルのカード(子供用は合計70香港ドル(最低入金20香港ドル+デポジット50香港ドル)。
また、旅行者用には、地下鉄が3日間乗り放題+エアポートエクスプレスのツーリストパスもあり、エアポートエクスプレス片道付きで220香港ドル、往復だと300香港ドルで販売されています(デポジット含む)。
通常のオクトパスだと、購入後3ヶ月以内に払い戻しをすると9香港ドルの手数料が掛かるのですが、こちらだと払い戻しの手数料がナイのが、嬉しい所ですし、チャージさえすればその後は、通常のオクトパスカードとしても利用出来るシロモノだったりします。
チャージも地下鉄の改札にある機械に通して、お金を入れるだけなので、楽チンです(但し、10・100香港ドルぐらいしか使えない)。
街中でも利用出来るオクトパス
この「オクトパスカード」。
どれだけの場所で使えるのかと言えば、
鉄道
・MTR(地下鉄全線(東鉄・西鉄・軽鉄含む))
・エアポートエクスプレス
・ゴンピン360ケーブルカー
・トラム全線
・ピークトラム
バス
・九龍バス/シティバス(城巴)/ファーストバス(新巴)/龍運バス/ニューランタオバス/緑ミニバスのほぼ全線/赤バスの一部
フェリー
・スターフェリー
・ファーストフェリー
・港九フェリー
・ディスカバリーベイフェリーなど
とほとんどの交通機関で利用できちゃうんですよね。
しかも、「オクトパスカード」が他の国の交通系ICカードと違うのは、お店でも結構使えると言う所。
・セブンイレブン
・サークルK
・AEON
・マクドナルド
・大家樂
・美心MX
などなど…
ちょっとしたお買い物でも使える訳ですから、持っていない場合は、空港で入手しておくと便利ですよ~♪
何と言っても、香港の小銭って、日本のコインと違って、大きさや厚みがあるモノが多くて、結構、かさばるんですよね。
ただでさえ、小銭って財布の中でゴロゴロしちゃうので、それが少しでもなくなると言うのは、ホントに便利です。
出来れば、Suicaなんかと同じFelica規格を採用している交通系ICカードなので、いつの日か日本の交通系ICカードと共通化するとより便利なんですけれどもね。
さすがに為替の問題とかもあって、難しいのかも知れないけれど、実は「オクトパス」って深センでも利用出来たりするので(1枚のカードに香港ドル建てと中国元建ての2つの口座を持つコトで対応している)、あながち夢の話ではナイのかも知れませんけれどもね。
因みに、既に「オクトパスカード」を持っている人も、空港にもちゃんとチャージ出来る機械はあるので、残高不足になるコトもナイですよー(残高チェッカーもあるし)。
あと希望としてはクレジットカードからチャージが出来れば、より嬉しいですけれどもね(香港で発行されたカードの中には一体化されたカードもあるみたいですが)。
まぁ、この辺りは日本と同じってコトかな。
ともかく、まだ持っていない人で、そこそこ香港を見て歩きたい~!と言う様な人は、“空港でオクトパスカード購入!”はマストですよ~♪
次回から空港脱出して、香港観光スタート。
でも、多分、30日月曜日から書き始めまーす(今週の土日は、旅行関連ニュースとかアップします)♪
見捨てずに読んでやって下さい。
宜しくお願いします。
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