ブダペストで歯医者に行こう(1)

ライアンエアが遅れに遅れ、ちょうど日付が変わる頃にブダペスト着。

予約していた宿の最終チェックイン時間が既に過ぎていたので、連絡を入れた所、午前1時位に到着するならば待ってますよ~と優しいお言葉を貰ったので、スグに空港からタクシーで宿に移動したら何とかチェックイン出来、最悪の野宿と言うパターンは免れたので良かったけれど、本来はバスと地下鉄を乗り継いで宿に向かう予定だったからタクシーで行かざるを得なくなったのは、想定外の出費だったなぁ。

まぁ、ハンガリーだから、そこまでべらぼうに高い訳じゃないけれども。

ブダペスト訪問の目的は、“歯医者”!

さて、今回、ブダペストに訪れたのは、単に…

“歯医者に行く為”

ただそれだけです。

旅をしていると色々な目的があってその街を訪れている人に出会いますが、“歯医者に行く為”と言うだけの理由で、その街を訪れている人は、日本人では会ったコトがナイので、ブダペストの同じ宿だった人も、どう突っ込んでいいのか、ビミョーな反応でしたが…

旅に出る寸前の所で、銀歯がポロッと取れちゃったんですモノ。

ホントにポロッと。

しかも、きっと他にも虫歯がありそうだし(別に痛みを感じる歯はナイんだけれども)。
んで、更に言えば、結構な昔だけれども、ブダペストには来たコトがあるので、そこまで見たい場所が無かったりするし(とは言っても、ホントに昔の話で、既に17年前ぐらいになるんだけれども)。

銀歯が取れて、どうしよう~と思ったのですが、そう言えば、昔に来た時、“ブダペストは歯医者が安い割に丁寧で、物価の高いスイスからも治療に来る人がいるぐらい”と言う話を聞いたのを覚えていて、スグにネットで検索をしたら、何と、日本語が通じる歯科医院があったのです。

寧ろ、銀歯が取れたのは、天命だ~!!とすら思ってしまいましたね。

スグに日本にいる間にメールで予約をしてしまいました。

さて、その予約を入れた歯科医院。

チタンデント歯科医院

ようこそ

歯科治療ハンガリーのブダペストに・ようこそう!

Web上で地図を見ていた時は、市内からだとやや観光客が行く様なエリアじゃない場所に立地しているコトもあって、ちょっと分かりにくいかなぁ…なんて思いながら向かったのですが、全然、分りにくい感じじゃなくて、それほど交通の便が悪い訳でもなかった。

地図的には、こんな所。

4もしくは6番系統のトラムでマルギット橋のたもとまで行って、そこから歩いて30分弱と言う感じで思っていればいいかと(トラムの4・6番系統の利用が不便な人は、地下鉄2号線のバッチャーニ広場(Batthyany ter)駅からHev(郊外電車)で2駅目のSzepvolgyi utまで乗るのが便利かと思います)。

もっと近くまでマルギット橋から17番のトラムで行くコトも可能なんですけれども、別にマルギット橋まで来てしまえばそんなに遠くは感じなかったかな。ホントにのんびり歩いて30分ぐらいと言う距離感。
ただトラムのチケットを持っている人は、遠慮なく乗ってしまえばイイと思うけれど。

人生2度目の海外病院。

それにしても、いざ、到着したら…

やっぱり…

ドキドキです。

そもそも歯医者ってだけでもドキドキするのに、それが海外ですからね。

小心者のワタクシには、かなりの高いハードル。

そう言えば、海外で薬局に行ったコトは何度となくあるのですが、医者に行ったのは、きっと黄熱病の予防接種をボリビアのラパスで受けた時以来だと思うので、11年ぶりぐらい。

逆に言うと、それ以外に海外で病院に入ったコトがナイと言うコトに、この時、気が付きました。

そんな丈夫な体に生んで育ててくれた両親にホントに感謝・感謝。

それなのに、虫歯だらけになっていて(と思われる)、申し訳ない限りです。

ホントに。

15分ぐらい前にチタンデントの前には到着していたのですが、すぐ隣の小さな教会の前にあった小さなベンチで気持ちを落ち着かせないと、ベルを鳴らせなかったのは、やっぱり小心者なワタクシってコトでしょうね。

でも、やっぱり折角、ブダペストまでその為だけに来ている訳だし、そもそも予約も申し込んでいる訳で、行かないと言う選択肢はナイ訳で、思い切って、呼び鈴を押して扉を開けて貰いました。

つづく。





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