トマティーナの旅行記がひとまずスペインを脱出したので、近況報告回に…と思ったら、JALが新しい提携を発表して来たので、珍しくこんな時間に更新してみます。
ってか、こんな記事書いていたら、どっか行きたくなっちゃうよなぁ…
JALとハワイアン航空が業務提携開始!
JALとホノルルをベースにしているハワイアン航空が、9月26日、共同記者会見を開き、2018年の夏季ダイヤがスタートする2018年3月25日から、コードシェアやマイルの提携など、包括的な業務提携を開始するコトを明らかにしました。
具体的に発表されたのは、
- コードシェアの実施
ハワイアン航空運航便
・成田~ホノルル
・羽田~ホノルル
・羽田~コナ
・関空~ホノルル
・新千歳~ホノルル
・JALと乗り継ぎが可能なハワイ州内路線
JAL運航便
・成田~ホノルル
・成田~コナ
・関空~ホノルル
・中部~ホノルル
・ハワイアン航空と乗り継ぎ可能な日本国内線とアジア路線 - ハワイアン航空の成田使用ターミナルをJALと同じ第2ターミナルへと移転
- マイレージプログラムの提携
- ラウンジの相互利用
- JALパックにおいてハワイアン航空便を利用した旅行商品の発売

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ハワイアン航空と言えば、現状はANAとの提携関係にあるのですが、それを白紙にしてJALに乗り換えると言うコトになります。
ってか、ベトナムではベトナム航空がJALからANAに提携が移りましたが、ハワイでは正反対の事例になりましたね(実はこのパターンって、あまり多くはない気がします)。
それにしても、ハワイアン航空とJALの提携。
ハワイアン航空は国際線は、現状、日本路線に注力している航空会社で、一時は仙台や福岡路線も運航していたぐらい(その他の国際線は韓国のソウルと中国の北京、オーストラリア・ニュージーランド・タヒチ・サモアぐらいしか就航していなかったりします)。
ホノルル路線だけじゃなくて、コナ線も羽田に就航させているなど、地道に日本路線を拡大させて来ていた航空会社だったり。
そうした中で、長らく日本~ハワイ区間のトップシェアを誇っていたJALとのシェア競争が激しくなっていたと思っていたのですが、やはりANAがA380で運航を開始するコトと、関空からのLCCの発着が始まったコトが、提携開始への大きな決定打になったのでしょうかね。

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逆に、JALとしては、先日から成田~コナ線を復活させていますが、羽田からのホノルル線を休止状態で、この先の打つ手がナイ様にも思える訳で、願ったり叶ったりだったのかも。
ホノルル~コナ間のハワイアン航空が利用出来ると言うのは、かなり大きなメリットになりそうですし、JALがハワイに持っているポテンシャルを最大限、生かせる提携関係になりそうです。
ただ、そこまでの詳細は明らかになっていないのですが、JALとワンワールド非加盟の航空会社との提携の場合、やたらとマイルの加算率や条件が悪いので、マイルの提携に関しては、そこまで期待はしていないですけれどもね。
JAL、提携関係を一気に強化!?
それにしても、最近のJALがスゴイ。
7月にベトナムの最大手であるベトジェットと提携を発表したかと思ったら、9月にはインドのタタグループとシンガポール航空との共同出資のビスタラと提携を発表したばかり。
これに今回のハワイアン航空が加わる訳で、ワンワールドなど世界的な航空アライアンスが一層の広がりを見せない中で、アライアンスに捉われない提携を結び始めている感じ。
まぁ、それは世界的な流れでもあるんだろうけれど、LCCに新興航空会社にシェア争いをしているライバル航空会社…と、ホントに幅広く提携を結び始めたなぁ…と言う感じがしなくもない。
そこに成田~メルボルン線や成田~コナ線の復活が加わって来る訳で、国の管理下が外れた途端に、どんどんと手を打ち始めたなぁ…と(それでも自社運航便の就航はかなり控えめですけれどもね)。
逆に、この次の一手が気になりだしてくる自分がいたり。
新規の就航と言う意味では、ブラジルとかイスタンブールとかメキシコシティなんだけれども、提携と言う意味では、ガルーダインドネシア航空とかかしら。
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