阿鼻叫喚のトマティーナ2017(4)

トマティーナの真骨頂は、ココから

全てのトラックが行き去ったら、お祭りが終了…

 

なんて訳がありません。

 

だって、トマトとトマト汁は足元に嫌って程、くまなく広がっていますから。

トマトの残骸を拾っては、投げ…

いや、拾ってはと言うよりも、掬っては…と言う感じに近かった。

 

そうこうしている間に、個体で残るトマトはほとんど足元にはなくなって行く。

 

そして、足元が滑る、滑る。

事前の情報でサンダルは脱げやすいので注意と聞いていたけれども、確かにその通りで、石畳にトマトが乗り、滑りまくる状態。

 

そして、少しずつカテドラルの方に戻ってみたら…

 

そこは…

 

地獄絵図の如くでした。

トマトの汁と、水と、(多分)少しの小便とが混ざりあって、広くない通り一面が血の池ならぬ地の川ならぬトマトの川と化していました。

 

ダイブしたら、みんな足でトマトをバシャバシャと掛け合い…

 

悲劇です。

 

でも…

ついやりたくなる自分がいたり…ね(笑)。

 

結果、悲劇でしたけれども、もうこの頃は、どーでも良くなっていて、完全にナチュラルハイ。

 

しかも、全員がそんな状態。

自分の写真を撮って貰っても、最早、トマトまみれで自分で確認しても、自分なのかどうかが分からない…と言う様な狂った状況。

ってか、↑の写真、ホントにボクなんでしょうかね。
いや、ボクのハズなんですけれどもね。

何だか70%がトマトって感じがして、もうどうなんだか良く分からない感じがしてしまいます。

全員が何かに憑りつかれた様な…
そう、全員が狂気じみた…

 

そんな感じにすら。

 

まぁ、自分もその中の一人なんだけれども。

完全に、ね。

そんなトマティーナもトマトを投げ合ったりしているのは、ホントに1時間と言うあっと言う間の短い時間。

 

やがて号砲がなって、お祭りが終了です。

 

街の随所で街の人たちがホースで参加者にこびりついたトマトを流してくれるのですが、それでも簡単にトマトは取れなくて、結局、川にドボン。

めっちゃ水が冷たかったけれども…ね。

遠目から見ると、何だかガンガーで沐浴している人々に見えてくる自分がいたり…(笑)。

そして、挙句の果てには、川の下流の水が赤色に染まっていました。

あ、シャワーを浴びている間にナオくんのiPhoneが盗まれてしまいました。

なので、参加される方は、最後の最後まで気を抜かずに~。

 

それにしても…

正味1時間だけのお祭りなのに、やたらと疲れたなぁ…

 

でも…

楽しかったし、心地良い疲れですけれども。

やっぱり、お祭りは参加するに限る。
楽しんだモン勝ちですね。






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