カタール航空のUAEとバーレーン領空飛行可能に!

カタールと断交しているのは、現状10ヶ国に増加!

カタールと中近東・アフリカなどの国々との断交が実施されてから、早2ヶ月になる。

前回、このBLOG上で書いた時点では、サウジアラビア・UAE・バーレーン・イエメン・エジプトの5ヶ国だったのが、その後、カタールと断交を行った国は増えて行き、現状、モルディブ・リビア(東部勢力)・モーリタニア・モーリシャス・コモロが続き、合計で10ヶ国にも及んでいる。

さすがに断交から2ヶ月が増えているのと、その意図が読みにくいのに加え、カタールとアメリカの関係も深いので、これ以上、加速度的に断交する国が増えるとは考えにくいが、混迷している中東情勢に、新たに混迷する要素が加わったと言っても過言ではないのかも知れない。

カタールと中東5ヶ国が国交断交!! | now here,no where

サウジアラビア・UAE・バーレーン・イエメン・エジプトの中近東・アフリカ5か国が、カタールとの国交を断絶すると発表した。 …

さて、この断交と共に、カタールを代表する航空会社であるカタール航空は、断交された国への就航が不可になり、上空の飛行も禁止されてしまい、経営的にも大きな打撃になった(何と言っても、カタールは半島国家であり、物流のほとんどを輸入に頼っているので、市民生活への影響も大きかったと思われる)。

UAEとバーレーンの領空の飛行が可能に

だが、このたび、ICAO(国際航空運送機関)がカタール籍の航空機の空域への平等なアクセス確保の為に、UAEとバーレーンがカタール航空の領空への乗り入れを一部許可したコトが報じられています。

少し、改善の兆しと言えば良いのか。

それとも本質は全く微動だにしていないと言うべきなのか。

ちょっと分からない部分が多いけれども、ひとまずUAEとバーレーンの上空はカタール航空が飛行出来る様になったみたいです。

とは言っても、領空が飛べるだけで断交しているのには変わりがないので、路線の復活は見込めないし、そもそもUAEとバーレーンの領空が飛行出来る様になったからと言って、カタール航空的に大きなメリットが出来る訳じゃないのも事実なんだとは思う。

バーレーンの領空が飛べる様になっても、そもそもバーレーン、小さすぎるしね。
幾ら隣り合っていて、ホントに近い存在と言っても、領空が飛べる恩恵は大したコトがない様に思える。
UAEも面積としてはそこまでの大きさではないので、インド南部便とかシンガポール便とかならば、もしかしたらUAEの領空を飛べると言うのはメリットになるのかも知れないけれども、それもたかが知れているだろうし。

少なくとも、サウジアラビアの領空が飛べる様にならないと、カタール航空的なメリットは大きくはなさそう。

まぁ、それでもカタール航空は黒字なんだろうけれど。

でも、この夏はその影響なのか、大きく安値を出してくる路線が少なかった様にも思えます。
個人的にはそれを待っていただけに、ちょっとショックでしたけれどもね。

観光産業は平和産業。

直接的な戦闘は発生していないけれども、やっぱりそれを実感せざるを得ない話題だったけれども、何処か第3国がしっかりと仲介をしないと、このまま泥沼の状態になってしまうんじゃないだろうか…なんて、考えたくもないコトを思ってしまいます。

そして、結局の所、被害が及ぶのは、一般庶民。

それをもう少し色んな政府が考えてくれたら、世界はもう少し平和になると思うのに…(希望的な考えにしか過ぎないのかも知れないけれど)。






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