JALがメルボルン・コナに就航!!

久しぶりに1日2本、記事をアップしてみます~。
共に航空関係の記事になってしまったのですが、それは単なる偶然です。

JALが9月以降に、オーストラリアのメルボルンと、アメリカ・ハワイのコナに就航するコトが発表になりました。
逆に、その一方で、需要が減退している成田~パリ路線については、10月29日で運休するコトも同時に発表になっています。

経営破綻後、新規の就航がなかった訳じゃないのですが、経営の縛りが無くなってからの新規の就航や路線の復活が発表されたのは、今回のメルボルンとコナ線が初めてと言うコトで、発表されたプレスリリースに沿って、ちょっと詳しく紹介してみたいと。

そして、2010年に経営破綻した際、国際線で約15路線。国内線では30路線を運休した訳ですが、その後、完全に撤退となっている路線も多い中で、いよいよ路線網の再構築が再開したのかなぁ…なんて。

メルボルン線は新規就航で、記念運賃も!

まず、成田~メルボルン線。

現在、JALは自社運航便でシドニー線を運航していますがそれに加えてオーストラリア2都市目の就航になります。

デイリー運航で、787-8“SS8”を使用し、ビジネス・プレミアムエコノミー・エコノミーの3クラスでの運航とのコト。

JAL773便 成田発 10:30→メルボルン着 21:55
JAL774便 メルボルン発 24:05→成田着 09:05(翌日)

シドニー線は成田夜発でシドニー朝着。シドニー発は朝で、成田夕方着なので、真逆の構成になり、日豪間での選択肢を増やすスケジュールになっています。

JALはこの自社運航便に加えて、香港とシンガポールからカンタス・キャセイパシフィック航空のオセアニア路線のコードシェア便でパース・ブリスベン・オークランド行きのネットワークが出来ているので、より一層、オーストラリアが便利になると言う感じです。

wimkantona / Pixabay

就航記念で、6月23日まで、エコノミー運賃“Special Saver Q”とプレミアムエコノミー運賃“Special Saver E”の販売を開始しています。

対象旅行期間は2017年9月1日~10月31日(日本出発分)で、エコノミが59,000円~、プレミアムエコノミーが149,000円~に(諸税別)。
予約クラスはエコノミーが”Q”なので、マイル積算率は30%、プレミアムエコノミーは予約クラスが”E”なので、マイル積算率は100%になっています。

ところで…

メルボルンって、観光地として有名なのは、何があるんだっけ…??

7年ぶりの復活になるJAL便のコナ路線

一方の成田~コナ線は、2010年10月以来、7年ぶりの復活となります。

以前は、デイリーじゃなかったり、ホノルル経由の三角運航だったりした記憶がありますが、今回の復活では、往復共に直行のデイリー運航となります。
機材は767-300ERで、ビジネスクラスはフルフラットタイプの”JAL SKY SUITEⅡ”、エコノミーも新・間隔エコノミーの”JAL SKY WIDER”を搭載している”JAL SKY SUITE”を使用。

JAL770便 成田発 21:25→コナ着 10:15
JAL779便 コナ発 12:15→成田着 16:00(翌日)

ハワイ路線は、成田から1日4往復、関空と中部から1日1往復、ホノルル線が就航していますが、それに加えて、コナ線が加わると言うコトで、かなり選択肢が広くなる感じがあるのに加え、現在、日本からコナを結ぶのは、ハワイアン航空の羽田~コナ線が週3往復での運航なので、デイリーと言うのは、嬉しい限りです。

PublicCo / Pixabay

ハワイ路線は、それまではJALの独断場と言う感じではありましたが、ここ数年、JAL関連のニュースはほとんどなかった感じもあるので、久しぶりにJALのハワイ関連の明るい話題。
それにしても、経営破綻を乗り越えても、成田~ホノルル線が1日4往復も出ているのって、何気にスゴイと思う。
別に、ビジネス的な流れの強い街でもない訳だし。

成田縛りはJALもスルー!?

さて、JALの中期計画によると、新規の路線就航などはそこまで過度に…と言う感じではなかったのですが、今回のメルボルンとコナと言う就航地点は、何を意味しているんだろう…と。

コナの方は、ハワイアン航空の拡充とLCCが日本~ホノルルに就航するのに加え、ANAがA380を就航させるコトが発表になっているので、JALの牙城を死守すると言う表れなのかなぁ…と(とは言っても、日本~ハワイのシェアはハワイアン航空が1位らしいけれど)。

読みにくいのは、メルボルンの方かなぁ…なんて思う。
アジアへの新規就航ではなくって考えると、相手国にカンタス航空と言うパートナーがあるのは、もしかしたら大きいのかもなぁ…なんて。

そして、成田~パリ便を運休させて、羽田~パリ便へ集約すると言うのは、JALとしても成田縛りを念頭から外した感じなのは、ちょっとびっくり。

ANA、成田~パリ線運休で成田縛りは形骸化か!? | now here,no where

ここ最近、”海外旅行に!!”と思っても、仕事もあるし、”羽田から”と言う考え方がすっかり自分の中で定着してしまった感があります。 やっぱり成田は埼玉西部地区からだと、距離があって時間も掛かるし、それ以上に、羽田だと仕事終わりで、そのまま旅に出れるので、時間の効率も良いので。 んで、第3ターミナルが出来たと言うのに、すっかり自分の中では成田空港の存在が遠くなりつつあります …

ANAが成田縛りを最初に形骸化させた際は、ロンドン線で、コードシェア相手の撤退と言うコトではありましたが、その後、自社で成田と羽田からそれぞれ運航していたパリ便を羽田に一本化し、完全にANAは成田縛りをスルーさせるコトになっていましたが、JALは、成田縛りからは抜け出せていない状態だったのに、今回の成田~パリ便の運休で、JALもANAに続くコトに。

まぁ、ANAもJALも両社共に、成田縛りを抜け出したと言うのが、パリ便と言うのは、面白い現象ですが、それを同じヨーロッパ便ではなくメルボルンに振り替えたと言うのが、ポイントになるのかも。

イタリアなど南欧が経営破綻に伴う撤退以来、手薄になっていたのに(と考えると、やっぱり相当イタリア線は収支が悪かったのかしら)。

そして、やっぱりブラジル線は今回も再開にはならず…なんですね。
こちらは長距離すぎるので、簡単に復活は出来ないんだろうなぁ…

まぁ、何はともあれ、2015年11月に就航した成田~ダラス線を含め、JALが、サービス面以外の部分で動き出したなぁ…と。



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