幻想的なホイアンの夜

ランタン・光・夜

真っ赤な夕焼け。
別に、街中から地平線に沈んでいく太陽が見える訳ではない。
でも、ホントにこんがりと朱く染まった空。
ムショーに海岸線から日没が見たくなるくらいの朱い空だった。

そんな朱い空から、やがて少しずつ、少しずつ、闇が広がって行く。
ホントに少しずつ。
でも、確実に闇が広がって、やがて建物の影がなくなって、辺りの色と同化し始めた。

夜の訪れ。
それと共に街は、今までの賑わいとは、また違った姿を見せてくれた。

ぽつり、ぽつり。
自然の光ではなく、人工の光が灯されていく。

初めは、ぽつり、ぽつり。

それが少しずつ、広がっていく。

点が線になり、そして面に変わって行く。

ランタンの光が灯されたのだ。

そして、それに併せて、街自体が、灯りで灯されていく。

 

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本来は、毎月の満月の夜に繰り広げられるランタン祭り。
でも、満月じゃない夜でも、ホイアンの夜は、ランタンで満たされていた。
あまりにもランタンが広がっているので、本来の夜が持っている闇の深さを忘れてしまう程の明るさなのだけれども。

ランタン祭りの日は、2時間くらい、街中の明かりが消され、ホントにランタンの灯りだけになるみたいだけれども、ノーマルの日は、どちらも併用する感じ。
なので、余計に明るさが増してしまう訳だけれども、これはこれで、全然、キレイ。

1つ1つのランタンが、ビミョーな風に揺られて、そして、光が揺れる。
それにつられて影がうっすらと動く。

その光景があまりにもキレイで、ついパシャパシャとカメラを撮りたくなる。
でも、風にゆったりと流れるランタン。
ほぼほぼ、ブレてましたけれどもね。
やっぱり写真は難しいと共に、もうちょっと上手く撮れる様になりたいモノだなぁ…と。

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そこまで派手さは無いかも知れない。
でも、この派手さはないけれども、充分楽しめるのが、ホイアンの良い所なのかも知れない。

ついランタンから漏れる光の筋に、うっとり…

お陰で…

ビールが進んでしまいます。

こんな旅の初日に酔っぱらっていて良いのだろうか…とも思うんだけれど、今回の旅は、“激短期決戦”。
その瞬間で楽しまないと、あっという間に帰国になっちゃうから、初日から酔っぱらうのも、アリだろう…なんて、
つい自分を甘やかしたくなります。

でも、そんな気分になるぐらい、ランタンの光の流れに、うっとりとしたホイアン初日の夜だった。

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