暑い夏の過ごし方(1) -暑い国から学んでみた

それにしても…
暑い夏。

夏なんだから暑いのは当たり前で、“暑い~”と言った所で、別に涼しくなる訳ではないのですが、やっぱり1日に何度となく“暑い~!!”と呟いてしまう自分がいたりしますが、そんな時、ふと、自分が旅をした暑い国々のコトを思い出したりして、気持ちの暑さを抜き出してみたりしてみます。

暑かったイエメンとイラン

今まで行った国で、何とも暑かったのは、個人的には、

  • イエメン:ムカッラやサユーン・シバーム
  • イラン:アフワーズ

の2か所が一番、記憶にあるのかなぁ…と言う感じ。そこにエチオピアのダナキルとパキスタンのカラチが入るか入らないか…
まぁ…
それぞれ酷暑の時期とかがありますから、タイミング次第と言う気がしないでもありませんが、イエメンとイランは、相当に熱かった記憶があります。

まずイエメンの暑かったムカッラやサユーンですが、位置関係は、こんな感じ。

便宜上、ムカッラからシバーム・サユーンへの道のりを表してみましたが、実際、このルートを旅していましたが…
暑かった…

ただその一言だったりします。

そして、イランの方の位置関係はこんな感じ。

イラクとの国境にも程近い場所に位置している訳ですが、こちらは海からの湿気を含んだ様な感じで、身体にまとわりつく様な、そんな暑さのある場所でした。

イエメンやイランは、どちらかと言うと、日本にいると“暑い国”のイメージがありますが、首都であるサナアやテヘランは、どちらとも標高があり、実はそこまで暑くは無かったりしますし、寧ろ、冬は寒い位。特に、イランは北に行けば行く程、冬の寒さは厳しかったりしますが、どちらもこの暑かった場所は、標高も低い場所だったので、暑さの厳しさは格別でした。

では、どうやってこの地域の人達はその暑さを凌いでいるのでしょう?

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暑い時間は外出しない!!

まず何と言っても、暑い時間帯には外に出ない!

これはなかなか日本では出来ないコトかも知れませんが、昼を過ぎると、もう町の中心部にすら誰もいなくなってしまったりします。

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この上の写真は、イエメンのサユーンの昼間の町中の様子。
王宮のすぐ裏側にあった宿に陣取っていたのですが、そこの屋上で、真昼間に撮ったモノなのですが、人がホントに皆無。

人もいなければ、車も走っていない様な、そんな状態。

暑くて人が外出しないから、商店も閉まってしまいます。
そして、商店が閉まるから余計に人が外に出ない…と言う様な、そんな循環になっていたりしました。

イランのアフワーズも同じ様な感じで、街にはバスで到着したのですが、ちょうどお昼間の到着で、外に出ても誰も人が歩いていない。
そして、それに合わせて、お店が何もやっていなくて、結局、早々とバスターミナルに戻るしかなかった…と言う思い出が。

暑いから、外に出ない。
暑いから、部屋にこもる。

なかなか日本では厳しいコトなのかも知れませんが、わざわざ暑い最中に外に出る必要って、そうそうナイ様な気がしなくもないですし、そもそも理にかなっている感じがありますよね。

日本でも、クールビズと言ったスタイルが提唱されて、夏の暑さにビジネスシーンの服装などを合わせる形が推奨されて、根付いて来ましたが、そもそもわざわざ暑い時間帯に働かない・外に出ないと言うエリアは案外、少なくはないですよね。

スペインなどのシエスタは、暑いから…と言う感じではないのかも知れないですが、スペインの人達は、そもそも日差しを嫌がるのが伝統的にあって、それと関係性があるとも言われているので、決して無関係だとは言えないのかも知れませんね。

また、そもそもサマータイムを設けている国も多いですし、日本もそう言った流れになれば、ちょっとは暑い夏をやり過ごせるかもしれないのになぁ…なんて、つい思ってしまったりします。

ってか、日本でサマータイムに関する議論が起きないのは、何故なのでしょうね。

これだけ暑いんだから、もう考えても良い頃合いだと思うんですけれど。

それこそ、“働き方改革”になるんだと思うんですけれどもね…


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