消えた通貨・残した通貨・再度使った通貨

ギリシャの国民投票。

思ったよりも、大差が付いた結果だった。
元々の世論調査だと、賛否が拮抗していたと言う話だったけれども、内務省の発表によると、反対が61.31%・賛成が38.69%で投票率は62.5%との結果で、世論調査って、案外、アテにならないのは、国内でも海外でも同じなんだなぁ…なんて思ってしまいましたが…

残した(残った)旅先通貨で、消えた通貨

どうなるんでしょうね、ギリシャのこの先は。

なんて思ってはみましたが、今後の展開は、全く読めないですし、もっと専門の方が、幾つもの論説を発表されているので、そちらに譲るとして…

個人的に言うと、今後、ユーロ圏に留まるのかどうか…と言う点が、やっぱり一番気になる所ではありますが、ギリシャがユーロ圏から離脱しても、別にユーロがなくなる訳でもないからなぁ…なんて思いつつ、そう言えば、旅をした国の通貨って、実は案外、持ち帰って来ている自分。
家の中を探せば、ユーロ加盟前に行ったイタリア・リラとか、未だにある。
ユーロ移行が財政赤字に伴いストップしているハンガリーのフォリントとかも、しっかり持っていたりします。

勿論、ユーロ加盟国家以外の国も、しっかりと通貨、持っていますので、ユーロ圏のみが特別な話ではないのですけれども、そもそも、どうして通貨を持ち帰っているのか…と言えば…

  • 帰りの空港まで、タクシーで行っても大丈夫な位に残してある
  • 空港・出国税が、航空券に含まれているかを今一つ把握していない
  • 帰りの空港で、何か食べられる様に
  • もう1度、来た時用に

そんな感じでしょうか。
あと、再両替が面倒ってのもありますし、そもそも1ヶ国1ヶ月を基本にしていたので、そこまで旅中に、頻繁に両替をする機会もなかったので、両替って言う概念自体が薄かったのかも知れませんけれど。

行った国の中で、通貨が変わってしまった国と言うのも、勿論、あります。

  1. イタリア
    ユーロに移行した
  2. (新)ユーゴスラビア
    セルビアとモンテネグロとコソボに分裂した。因みに訪れた時は、セルビア・モンテネグロに国名がなる前
  3. ビルマ(ミャンマー)
    FEC(外貨兌換券)の撤廃(2013年7月1日廃止)

くらいですかね。
もうちょっとあるかなぁ…なんて思ったりもしましたけれど。まぁ、予備軍として、ハンガリー・フォリントとクロアチア・クーナと言う所でしょうか。
通貨のデザインが変わってしまった国と言うのであれば、もう少し、多いかとは思いますが。

3番のビルマ(ミャンマー)におけるFECが分かる人は、もう少なくなっているのかも知れませんが、1993年に導入された強制両替制度ですね。

以前は、ビルマ(ミャンマー)国民が、USドルに触るコトが公的に禁じられていたので、このFECが代用として使用されていました。
外国人旅人は、200~300ドルが強制的に両替する必要があったのですが、安宿を渡り歩いていると、物価がまだまだ安かった当時のビルマ(ミャンマー)では、使い切るのに困る紙幣でした。何と言っても、使える場所が限られていましたからね。

そのFECも2003年8月に強制両替が停止され、さらに2014年3月には、再換金も出来なくなってしまいました。

この再換金の停止で、我が家に眠っているFECは、これで正真正銘、単なる紙になってしまった訳です。

IMG_2231
逆に、←左の写真のジンバブエ・ドルの様に、ハイパーインフレの為に、通貨の流通自体はなくなってしまって、米ドルと南ア・ランドに利用通貨の座を譲ったけれど、あえて記念にわざわざ購入した通貨もあったりしますけれどもね(何と言っても、100トリリオンドルですから。そりゃ、あくまで額面上での話ではありますが、世界最高額の通貨になる訳で、ホントにゼロが幾つあるの…??と言うお札です。これだけゼロが付いていても、流通していた当時であっても、価値はそんなになく…そもそもこんな単位の国、自分の英語力では旅出来ないかも…)。

それにしても、お金って、元々は、単なる紙にしか過ぎません。
紙に印刷を施して、そこに意味を持たせ、そして市場性を持たせ、価値を持たせて、そこに一喜一憂する人がいる。

考えれば、考えただけ、不思議なモンだなぁ…なんて、つい思ってしまいます。
だって、やっぱり何処の通貨であっても、元々は、紙切れですから。

再使用した通貨は、何処の国だろう…

では、個人的に、残しておいて、使用した紙幣はあるのか…と言うコトが気になったので、思い返してみました。
一応、同じ旅で再利用したケースを除いてみると…

  1. タイ・バーツ
    これは安定的に残しています。タイはゲートになり易いので…って思いつつ、しばらく行ってないなぁ。
  2. 香港・ドル
    こちらも使い切りを全く考えずに残していたりしますが、2回ばかり、再使用。
  3. ペルー・ペソ
    再度、行くだなんて思っていなかったのが正直な所ですが、1回、再使用。
  4. ボリビア・ボリビアーノ
    こちらは3のペルーと同時期に訪れた際に残したモノでしたが、1回、再使用。
  5. ユーロ
    あまりメインで利用していませんが…
  6. 米ドル
    当たり前ですが、こちらも安定的に残して、次の旅で再使用。

こんな感じでしょうか。
そもそも2回以上、行ったコトがある国が、実質的には、香港・タイ・フィリピン・ペルー・ボリビアのみだから、まぁ、こんなモノだろうね。

なので、普通に考えると、やっぱりドルとユーロは残しておいても、別に悪くはないでしょうね。

東南アジア系に行く方であれば、タイ・バーツは利用する機会がいずれあるでしょうから、バーツもそこに加えてもいいのかも知れません。

それにしても、もうちょっと額が少額ならば、帰りの空港で寄付とかに回しちゃうのでしょうが、何気に5,000円近くが残っていたりするコトが多いので、変に躊躇してしまったり…

皆さんは、どうしているんでしょう。
やっぱり再両替する方が多いのかな?
ひとまず、使い切るってのが、鉄則なんでしょうが、この残った現地通貨を、さらりとプールしてドルや円で引き出せる様な銀行システムがあったら便利なのになぁ…


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