いよいよダナキルツアー、スタート
“世界一過酷なツアー”と呼ばれているダナキル砂漠ツアー初日。
旅行会社のオフィスがヨハネスホテルにあるので、起点がヨハネスホテル。
しかもボクの泊まっている部屋から駐車場が見えるので、ばっちり人の集まり具合が見えるんだけれど、
“どうせアフリカだし、時間にルーズなんだろうなぁ”
なんて思っていたのですが、しっかりと朝から車が集まり、最後のメンテナンスをしていて、まだツアーが始まっていないのに、イメージが崩されて行く。
昨日、最後にツアーの参加者リストを見た時に、日本人が他に3人いるのは、分かっていたのだけれども、他のホテルに泊まっているのか、最後の最後に車で到着。
降りて来た3人を見て…
ってか、若っ!!!!
大学生?
エチオピアに?
ダナキルに?
パッと見て大学生にしか見えない3人組でした。
車が一緒じゃなかったので、特に挨拶もせず…ではありましたが、やっぱり日本人がいると言うだけで、ちょっとココロの持ちようが違う自分がいます。
自分の車は、運転手・ガイド・ボク・韓国人・イギリス人×2の編成。
車は4WDが全部で4台出る形なので、どこの車も、やや余裕がある感じだろうか。
最後に水を積み込んで、ほぼメケレを定時に出発!!
快調なスタート
快調にメケレの街を去って行く車。
ボクの乗っている車が早すぎたのか、メケレを出た高台で他の車を待った以外は、特段休憩もなく。
ひたすらしっかりと舗装された道を走る。
この道は、中国の手によって整備されたらしく、この先も、舗装工事がなされている場所を何度か見たけれども、大体は中国の資本で、重機も中国のモノ。人も出していると言う。
今の中国の力と言うか、勢いを感じさせる訳だけれども、これが現地にお金を落とさないやり方。
かつての日本のODAだって同じ様な感じだったのだろうから、それに対して、とやかくは言わないけれども、我々が知らない間に、世界の至る所に、中国の力が入って来ていて、そして人が入って来ている。
それに無理やり対抗して行く必要は全くない訳だけれども、日本の存在感は、世界でもどんどん低下して来ている。ドバイでソニーの製品をほとんど見なかったのと同様に。
でも、そのお陰で快適な車。
有難いとは思ってしまいます。
途中、ランチ休憩。
茂みを越えた山で。
岩に座って好きに食べていいよ~と言われたけれども、その先は、崖でした。
この辺りから、山がグンッと迫って来る感じなんだけれども、日本のなだらかな山ではなくて、どちらかと言えば、切り立った感じがある。
雨が降ったら、樹木も少ないので、一目散で土砂が崩れてしまいそうな、そんな山ばかり。
難民キャンプ地を通り過ぎ…
やや風景が単調で、ツラツラと寝入ってしまいました。
気が付いたら、かなり進んでいたみたいで、かなりの規模の難民キャンプの村を走っている頃合でした。
この難民キャンプ、出来れば降りてみたかったなぁ…と思わせる程に大きいキャンプ地だった。
ソマリアから流れて来ているのだろうか。キャンプ地と言うよりも、村と言うか、小さな町レベルになっていた。
頭ではこうした難民キャンプが広がっている風景を分かって入るつもりだったけれども、いざ、町レベルのキャンプ地を見ると、やっぱり頭が真っ白になります。
それだけの人が、住む場所を追われ、生まれ育った国を追われ、そこから動く術を持たず、半ば定住と化している訳ですから。
ラクダとご対面~っ
車はそんなキャンプ地の外れで、休止。
ここで何やら手続きがあるとのコトで、しばしの休み。
出歩いてイイよ~とは言われたけれども、そんな遠くに行かないで…と、釘を刺される。
危ないのか、そうではなく迷いやすいのか、どちらなんだろう…と思いつつ、車が止まる前に窓の外に見えた、教会まで行っていい?と聞いたら、OKが出たので、そこまでは行ってみた。
そして…
ラクダと戯れてみた。
やばい。
ラクダ、カワユイ。
それにしても、暑い。
これでいて涼しい冬シーズンなのだから、ホントに酷暑のシーズンは、どれだけの気温になってしまうんだろう。
カラッとした暑さではあるけれど、歩き回るのは、やっぱり無理~!!と、早速、軟弱旅人っぷりを発揮してしまいました。
無事、手続きが終わり、再出発。
またツラツラと眠ってしまって、気が付いたら、今日の宿泊場所に到着していました。
本日の宿泊場所。いや、これは…
何処の国でも、移動の時は、大抵寝ている人ですが、一緒の車にいる韓国人が笑ってた、“良く寝る旅人だねって”。
さて、今日の宿泊場所は、こんな感じ。
ってか、野宿やんっ!!!!!!!!!!!!
完全に。
宿とは言えません。
いや、これは、“宿とは言いません”。
屋根も、壁もナイやんっ!
暑い場所だから、エアコンがない場合、外の方が快適なんだろうけれども、これは宿と言うレベルじゃなく、ベッドって感じですね。
西アフリカのマリですら、まだ建物があったのに…
勿論、電気有りません。
蛇口も有りません。
水が有りませんから。
だから、シャワーも有りません、当たり前ですが。
一応、ぼっとんのトイレだけはあります。
でも、結局、その辺でしてました。
だって、トイレ、汚いんだモノ。
ただ遮るモノがない様な、だだっ広い中ので、トイレに行っているのが、誰の目からも丸分かりな羞恥プレイでした。
どうせ丸見えな羞恥プレイなんだから、別に少し離れた所まで行かなくても良かったような、そんな気もしますけれどもね。
ドMな人にはお勧めですね。
ようやく同じツアーの日本人とちゃんと話すコトが出来た。
日本から飛行機を乗り継いでメケレまで直で来たらしい。
まさかボクと同じ様に、日本から直で来たメンバーがいたとは…と思いつつ、何と大学生!!しかも…
卒業旅行でダナキル!!
はぁ!?と言う感じ。
そもそも卒業旅行で来る場所か、ダナキルって。
いや、卒業旅行で来る場所か、エチオピアって。
働き出したら行けなさそうな所で、面白そうな所ってのが、選択の理由らしいのだが…
ボク、働いています。
ってか、働いている社会人が来る場所か、ダナキルって。
日本で働いている社会人が来る場所か、エチオピアって…
と同意義ですね、きっと。
ともかく、おかしな日本人が4人集まったと言うコトでしょうか。
それにしてもこの宿環境。こんな環境でのツアーなのか…と思いつつ、このダナキル砂漠のツアーですが、良く
“世界一過酷なツアー”
と言われています。
そうね、確かに辛そう。
何が世界一なのか、他に何処と比べてなのかは分からないけれども。
ただご飯は美味しかったので、それだけは救いになりそう。
ご飯が終わる頃には、すっかり日も暮れる。
電気がないので、日が暮れるとするコトも出来なくなり、寝るしかなくなる。
早寝早起きと言うか、太陽のリズムで生活するツアーになりそう。
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