ドバイと御徒町

最初に声を掛けられたのが、何故か御徒町!

“オカチマチッ!!!!!”

渡し船を降りた所は、ちょっとしたスーク(市場)になっていた。
メインは、観光客向けで地元民ではない様な、そんなスーク。
そこで掛けられた第一声が、コレだった。

“オカチマチ???”

って、あの御徒町????

え…っと。

この御徒町?

見事に、笑ってしまって、足が止まってしまいましたが。

何故、御徒町?

アキバでもなく?

旅人の中に御徒町在住の人が、そう多くいるとは思えないし、そもそもいたとしても、“何処住んでるの?”と聞かれたら、御徒町じゃなくて、トウキョウになるだろうし。

御徒町で働いたコトのある外国人が、そんなに多くいるとも思えないし、そもそもココはドバイ。
出稼ぎ労働者を送り出す国や場所ではなく、寧ろ、その逆で、出稼ぎ労働者で成り立っている様な、そんな場所だし。

仮にトウキョウへ遊びに来たコトがある人がいたとしても、御徒町を訪れたコトがある人なんて、たかが知れているだろう。
そもそもボク自身、御徒町の駅を利用したコトもない位だし、東京近郊に住んでいる人でも、知らない人だって多いだろうし、そもそも読めない人の方が多い気がする。

オカチマチ、オカチマチ。

その絶妙な語呂感が何とも言えない。

これがシブヤとかだったら、面白くも何ともない。
アキハバラだったら、そうだよね~と、妙に共感してしまう。
ウグイスダニとかだったら、ドン引きになる。

そのどれでもなく、オカチマチ。

それが何とも言えない絶妙感だった。
オカチマチかタカダノババ位な感じ?
あくまでも、ニュアンスでしかないけれど。

大阪だったら、ニシクジョウ!みたいな、そんな感じ。

どれも全く根拠はないんだけれども。

IMG_1312

一体、誰が、この街の名前を教えたのだろう…と思ったら、そこまで大きくはないスークを歩いていて、何度となく、

“オカチマチッ!!!”

の呼び声が…
このスークでは、御徒町がブームなのか?と言わんばかり。

どんなブームだよ…と思ってしまうけれども。それとも、御徒町で呼び掛ければ、案外、日本人観光客が、物を買ってくれたのかな?

まぁ、買うか買わないかは別として、つい、立ち止まってしまうのは、事実かも知れないけれど。

でも…
何も買わないけれどもね。

いや、正確には、やっぱり高いから、何も買えないんだけれどもね。

学生時代、旅をしている時は、働き始めたら、もっと色々なモノが、値段に関係なく買えるし、買うんだと思っていた。
そこまで値切り倒すコトもなく、そこそこ値切って、買うんだと。
でも、貧乏性なのは、働き始めても変わらないモノで(いや、貧乏性だから買わないのではなく、正しくは、買えないんだけれども)。

でも、それでもめげずにオカチマチを連呼してくる客引きが、愛おしく思えてしまう。

日本に帰ったら、オカチマチ、行ってみよう。
何があるのか知らないけれど…





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