シャウエンの青色の意味

シャウエンの青の歴史

シャウエンの街。

“街”と書くと人も多い様に思えてしまうけれど、そこまで人が多い訳ではなくて、ホントに村に毛が生えた位のレベルだと思う。

この街が有名なのは、ひとえに“青い街”だからだとは思う。

元々、スペインに住んでいたユダヤ教徒が、キリスト教徒にどんどんと追われる形で、この山並みのシャウエンへと住み移り、やがてユダヤ教で“天空・神・ココロの平静・海”などを象徴する神聖な色である青の色を、家の外壁に塗り始めたのが、その理由だとされている。

ユダヤ教徒自体は、イスラエル建国に伴って、多くの人は去って行ったが、シャウエンの青い街並みだけは引き続きイスラム教徒によって守られているとの話。

なので…なのか、それとも単に距離的にただ近くなっただけなのかも知れないけれど、スペイン語がやたらと使える。

観光客が行く様なお店であれば、基本的に間違いがないし、その多くにスペイン語のメニューが置いてあったりする(勿論、英語のメニューもあるけれど)。

今までに訪れたモロッコのマラケシュとかもスペイン語は案外通じましたけれど(観光客が行く様なエリアであれば)、シャウエンの通じ方は、観光客相手に覚えたと言う様な感じではなく、ホントにスペイン語が通じる…と思わせる感じ。寧ろ、下手をすると英語よりも通じるのかも。

まぁ、モロッコもここまで来ると、スペインもジブラルタル海峡を渡ってスグと言う様な位置になる。

ヨーロッパが程近いのだ。

坂道・シャウエン

それにしても、坂道だらけのシャウエン。

その坂道も全然まっすぐの道がない。

だからこそ、その先の風景を見たい…と1歩、また1歩と歩きたくなる。

こんな感じで思える街は、自分的には好きな街になるコトが多いし、長めに滞在するコトが多いけれど、シャウエンもそんな街になりそうな予感があった。

ただ、ラマダン中なので飲み物も飲めないので、外に出ては、宿に戻る…の繰り返し(もしくは旧市街の端にある滝に涼みに行く)。

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もしラマダンじゃなければ、また違う楽しみ方があったのかなぁ…なんて思うけれども、この小さな街でそんなに急いで歩いても仕方がナイ訳で、ラマダンだからこそ、いつも以上にゆっくりと街を歩く感じで、それはそれで悪くないな…と。

やっぱりシャウエンくらいの小さな街がお気に入りなんだなぁ…と改めて思う。

そこをじんわりと楽しむような旅。

そう言えば、この旅ではそんな感じで旅を進められたのは、きっとエッサウィラくらいなんだけれども、やっぱり両方とも好きな街になっちゃったな…

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